30代で資産8,000万円。
ここまで資産を築く過程で、私はさまざまな投資に挑戦してきました。
米国株はもちろん、先進国株、新興国株……。それぞれの国や地域の成長を予測し、自分で銘柄を組み合わせ、自分だけの「理想のポートフォリオ」を作り上げることに心血を注いできました。
しかし今、私はその「自作」から卒業し、全世界株式(オール・カントリー、通称オルカン)への移行を進めています。
1. 「自分で選ぶ」という試行錯誤の時期
かつての私のポートフォリオは、非常に多岐にわたっていました。
米国株を核に据えつつ、米国以外の先進国株(VEUなど)や、新興国株(VWOなど)を個別に購入し、分散投資のセオリーを自分なりに体現しようとしていました。
参考にしていたのは、「Rick Ferri Core Four(コア・フォー・ポートフォリオ)」というモデル。
4つのETFで構成されるこのポートフォリオは、株式80%・債券20%という少しリスク高めの配分。自分でリスクをコントロールしている感覚は、運用の醍醐味でもありました。
2026年2月時点で、過去30年間にわたり、「コア・フォー・ポートフォリオ」は年率8.37%の複利収益率を記録しています。

出典:https://www.lazyportfolioetf.com/allocation/rick-ferri-core-four/#google_vignette
しかし、資産が8,000万円という規模になり、45歳でのFIREを現実的に見据えたとき、いくつかの疑問が浮かびました。
- 「先進国や新興国の動向を追い続けるのは面倒ではないか?その時間を趣味に使いたい。」
- 「この構成は、結局のところオルカンとほぼ同じではないか?なら、自動でメンテナンスしてくれる方が楽ではないか?」
現在は、先進国や新興国関連の投資信託・ETFを順次売却し、オルカンへのシフトを進めています。
2. 現在の投資戦略:ベースは「オルカン」、力強さは「米国・日本」に期待
現在の私の戦略は、オルカンを土台にしつつ、S&P500と日本株で「補強」するスタイルです。
さらに高配当株と債券をミックスすることで、株の成長力を享受しつつも、手元に届く配当金で「生活が良くなっている」ことを実感できるポートフォリオを目指しています。
3. 「理想」と「現実」のギャップを埋める
現在のポートフォリオを分析すると、理想の配分に対してまだ改善の余地があることが分かります。
| アセットクラス | 現状の実績 | 理想の比率 |
| 全世界株式(オルカン) | 8.6% | 26.0% |
| 米国株式(S&P500/VUG等) | 24.0% | 26.0% |
| 日本株式(高配当・インデックス) | 16.6% | 15.0% |
| 債券(米国債・先進国債) | 13.8% | 11.0% |
| 高配当ETF(VYM/SCHD等) | 10.5% | 14.0% |
| 現金(預金) | 21.8% | 7.0% |
もっとも大きな乖離は、「現金」と「オルカン」の比率です。
現在は約22%を預金として持っていますが、理想は7%。この余剰資金を、今後はオルカンへの集約に充てていく計画です。
オルカンへの定期積立で徐々に理想のポートフォリオに近づけていきます。
結びに:45歳、1.8億円に向けた「新しい形」
これまでの「自作」で培った経験があるからこそ、納得して「究極のシンプル」であるオルカンに移行できると考えています。
- インデックス資産: 資産を最大化するエンジン
- 高配当・債券: 日々の生活を支えるキャッシュフロー
この二段構えを、よりシンプルに、より堅牢に磨き上げながら、45歳での自由を目指してカウントダウンを続けていきます。


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